早稲田文学増刊号『「笑い」はどこから来るのか?』 (筑摩書房)

「笑い」について、お笑い芸人やyoutuberへのインタビューの他、論考はもちろん短編や短歌などで本質に迫った早稲田文学増刊号『「笑い」はどこから来るのか?』。
異質なものを排除するのではなく、陳列するのが笑いの本質だと語る人がおりましたが本当にそうだと店主は思います。その上で差別のネタなどにおいても「ギリギリで優しい」ネタをいかに繰り出せるかがこれからのキーワードなのではないだろうかなどと店主は感じましたが、書き手の見解もそれぞれなので、読んでいるだけで「笑い」に対する深い思索に浸れる一冊です。
演劇の中の笑いについて触れられているのが早稲田っぽいなと思いました。

Today’s book is a special number of Waseda literature magazine featuring “comedy” and “funny”. Interviews with comedian and youtube script writer, critics by writer and journalist , short stories and more.
Good book to think about  “comedy” and “funny” in Japan.

以下蛇足

店主は昔とあるお笑いコンビの片方が外国人に扮してたどたどしい日本語を話しつつボケるというネタが大好きでした。けれどある日、日本に住んでいる外国人達へのインタビューに「自分の日本語が拙いのは仕方ないとしても、その喋り方を真似されるとバカにされてる感じがして悲しくなる」と答えている人がいて、本当にその通りだ。と深く恥じ入りました。もし自分が海外でその国の言葉を喋った時に「拙い言葉遣いね、ウケるわ」と真似されたら本当に恥ずかしくて喋りたくなくなる。と我が身に置き換えたら一瞬で理解できたのにそれまで全く思い至らなかった自身の想像力の無さと無知を恥じました。
下地ローレンス吉孝さんの文を読んで、その時の事を思い出しました。