
テーマを決めてそれに対して肯定側と否定側に予め別れて議論を行う「ディベート」と呼ばれるものがあります。本格的なものになると双方が交互に行うスピーチを聞いて観客が良かったと思った方に投票を行う競技のような形式のものまで存在します。
『ある晴れた夏の朝』はそんなディベートをアメリカの高校生が行う様子を描いた作品です。テーマは「広島、長崎への原爆投下の是非」です。
もちろんフィクションではありますが、理性的に双方が戦況、差別、政治的状況など様々な視点で論を展開しており、読んでいて手に汗を握ります。
店主は核兵器はもちろんノーですけれど、イエスという人との対話は閉ざしてはならないと思います。昨今どうにもこのように立場を異にする人への敬意と共に耳を傾ける人ではなく、乱暴に大きな声をあげる人の意見だけが響き渡る印象が強いですが社会的動物である我々としては一度静かに8/6のこの日に本書を読んでみてはいかがでしょうか?
Today’s book is a good juvenile novel to learn why Atomic bomb was dropped in Japan in 1945. There are 8 American high school students debating about “Has the atomic bombing been correct or not ?” .
We strongly hope elimination of nuclear weapons. So we still need to talk with People in different positions like in this novel.
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