
1968年の今日、東大の学生が安田講堂を占拠する事件が起きました。これをきっかけに東大闘争全学共闘会議(全共闘)が結成されました。また1950年には三島由紀夫の『金閣寺』でも有名な金閣寺放火事件が起きています。後年、市ヶ谷の自衛隊駐屯地にて割腹自殺を遂げる三島と全共闘。交わる事のないと思われたこの二者が公開討論を行ったことがありました。『討論 三島由紀夫VS東大全共闘』はその時の内容を記録した貴重な一冊です。読んでいると緊迫感を覚えると同時になんとも不思議なユートピアのような東大教養学部900番教室で紫煙に包まれているような気分になります。時に挑発するような煽りのような言動や全共闘側同士で口論になったりもしていますが全体として相手への悪口ではなく互いへの敬意を持ち議論を、討論を行う姿勢が感じられます。
紳士淑女学生諸君!もっと議論してみようぜ!
(本書は古書になります)
Today’s book records the debate of Yukio Mishima and Todai Zenkyotou; Tokyo univ. section of student group activists at universities throughout Japan between 1968 and 1969. Mishima has a philosophy of ultraconservatism. On the other hand Zenkyoutou has a philosophy of communism. This debate was very valuable and precious one. We can feel the atmosphere at that time through this book.
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