
親戚って不思議です。普段はあまりお付き合いのない間柄だったとしても誰かの葬儀など折に顔を合わる機会も多く、なぜか互いの近況を把握していたりとか。『死んでない者』はある人の葬儀に集まった故人の親戚達、死んでない者たちを描いています。「この人って誰のつながりだったっけ」とか実際の葬儀の場でもしばしばある雰囲気が感じられます。僕らもいつかは死んでしまうけれど今生きているんだぜと静かにちょっとだけ胸を張るような作品です。芥川賞受賞作。
※本書は古書になります。
Today’s book is about the relatives gathering at someone’s funeral. When we read this book, we feel that the relationship with relatives is sometimes wired and strange. This novel is the Akutagawa prize winner.
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