
2006年に亡くなった米原万里さんはロシア語の通訳者にして作家でした。彼女のエッセイは機微に富み、時に爆笑し、時に背筋がヒヤリとしました。エッセイからも故人の人となりは感じられるのですが万理さんの妹である井上ユリさんが綴ったエッセイ『姉・米原万里』にはまた違った側面の彼女の姿が浮かび上がってきます。過去のエッセイに関する妹からの反論なども楽しく、写真も多い一冊です。食べ物の話題を多いので口の中がよだれで満たされることしばしです。
Mari Yonehara(1950-2006) is one of the most popular Russian interpreters and Essay writers in Japan. Today’s book is written by her sister about her. Many pictures and views from sister show us another aspect of Mari Yonehara.