日本史で常に人気の明治維新。次から次に大きな変化が起こり、凄まじい勢いで発展していた時代でした。さぞかし希望に満ち溢れた社会だったんじゃないかなと思いきや『生きづらい明治社会』と穏やかでないタイトルのこの本。変化ばかりで先が見えないし、頑張ることを当たり前とされてしまい、そこから落伍してしまった人の救済もなかったという面をしっかりと教えてくれます。岩波ジュニア文庫なので文章も平易でわかりやすく、大人が読んでもムムーと唸る内容です。著者の述べる「通俗道徳のわな」は今でも連綿を生き続け弱者を痛めつけているなぁと店主は感じます。
Meiji Restoration is a very popular part of Japanese history. So many things changed and developed in Meiji era. We imagine it was very hopeful shiny term. However this book tells us the other side of view. We are able to know the atmosphere of this era through this book.