くるみのなかには(講談社)

先日、当店にお見えになった学生の方と「異世界へ行く」というテーマについてお話する機会がありました。その話自体もとても面白いものだったのですが、しばらくして異世界に行く、転生するという現象はその前に「異なる世界がある」と認識する事が必要になるのではと店主は思い至りました。

そんな異世界への入り口ってどんな所にあるのでしょう?『くるみのなかには』には見えないくるみの内側への想像を掻き立てるお話で、中が見えない事に対する人間の想像力こそが入り口なんだと気づかせてくれます。

そろそろくるみの実も落ちる季節。くるみの実から始まる異世界探訪楽しんでみませんか?