『振り向けば、アリストテレス』という名前の本をお店のショーウインドウに展示する事数日。聞こえてきたのは「『振り向けば、アリストテレス』だってー、ヤバくない?」「振り向いていたら怖えよ」でした。店主は言いたい。ヤバくも怖くもありません、と。
万学の祖と称されるアリストテレスは哲学の礎を築いたプラトンの弟子です。彼は哲学の知の領域を更に推し進め、自然科学や政治学などを学問として体系的に研究した人物で、現代の学問の礎を築いたとも言える人物です。アレキサンダー大王の家庭教師をしていた実績は伊達じゃないです。
そんな東大一直線なアリストテレスが合コンでモテたいと悩む人やプレゼンが上手くなりたい人にアドバイスをする本書。小説形式でアリストテレスの思想に触れる事ができる手軽な入門書にもなっております。果たして悩める人々の光となって彼の思想は輝けるものとなったのか、ぜひ本書を手にとってご確認ください。