1974年に誕生した絵本『おしいれのぼうけん』。店主も小さい頃その黒い、暗い色調の表紙に少しビクビクしながら図書室でこの本を手にとった記憶があります。押入れはドラえもんが寝る場所だから怖くなんかないぜという強がりとは裏腹に作中の子供たちと同様に手が汗でぐっしょりにしてドキドキしながら読んだこの物語。今回改めて読んでみてカラー絵のページのある事に驚いたり、丁寧に練り上げられた物語である事に気づいたりと、忘れていた記憶と新しい発見をもたらしてくれました。読むたびに新しい発見のある本って間違いなくいい本だと思うのですが、この本も間違いなくいい本です