
弁護士として働いていた著者が仕事を休業し、始めた世界の裁判所巡り。各国の裁判の様子がどうかというよりも裁判所の様子を中心にしてその国の雰囲気や風土を著者の目を通じて感じられる旅行記。「逃避と好奇心」から始まった裁判所巡りは結果的に著者の「当たり前」への問いかけへとなっていき、その問いかけと向き合う著者の姿勢に共感を覚えます。
余談ですが店主は人が人を評価したり、裁くなんて本質的に不健全だよなぁと最初の会社で人事考課の取りまとめをしているときにしばしば思ったことがあります。なので各国でそれぞれ異なる裁判所や裁判の様子はその不健全のゆらぎのように感じました。
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