
「その子がいなくなったときも(中略)、虫の知らせなんかこれっぽっちもなかった。周りの人たちの命と私の命は、全然つながっていないんだなって(後略)」。この台詞は『やがて海へと届く』という小説に出てくる一文ですが、主人公の親友があの震災の日に消息を絶ち、それから3年が経ったある日、出てくる言葉です。
突然の別れに対しどう向き合えばいいのか、そもそも向き合う必要があるのかも含め正解なんてないのですが、そこに寄り添う物語だと店主は感じました。あまり知り合いには話せない方は、よかったら当店でコーヒーでも飲みながら店主にお話しください。
Today’s book is the story of grief for and recover from the death of best friend. There isn’t the right answer about this kind of grief.
We feel this novel snuggles up to the grief of someone’s heart.