総員玉砕せよ! (講談社)

戦争がどんなに阿呆らしく、愚かで悲惨であるかを描いた作品は数多くありますが『総員玉砕せよ!』には実際に従軍された水木しげるさんにしか描けないリアリティと滑稽さがあります。玉砕から帰ってきた人たちを玉砕させるためだけに存在する突撃命令など目眩を覚えます。
あとがきに90%は事実です。とありその後に続くのは「(命令を下す)参謀はテキトウな時に上手に逃げます」とあり改めてため息が出ます。
アイズナー賞を受賞するなど国際的にも評価の高い作品です。

Today’s comic book describes how stupid and misery the war is. Shigeru Mizuki who is a very popular Japanese cartoon writer had served in army during the war and he lost his left arm.
So his story is very realistic. This book won the Eisner Award.