ふるさとって呼んでもいいですか (大月書店)

日本から退去命令が出た外国人などを収容する東日本入国管理センターでは人権を無視したとも思える処遇への抗議として収容されている外国人が5月からハンガーストライキを始め今では100名ほどまでに拡大しているそうです。

違法滞在、オーバーステイ者はどういった経緯で日本に来ていたのでしょうか?
『ふるさとって呼んでもいいですか』には戦後の不況から逃げてきたどこにでもいる家族の姿がありました。来日当時6歳だったナディさんが語る家族の話を読んでいると、彼らが今も日本に滞在できているのは運の要素が強いという事を現在の状況を見ていると感じます。
不法滞在中は健康保険にも加入できず、勤務先の工場では安く使い倒される。外国人だから遊んじゃダメと言われたり、明るいタッチで書かれているからスルーしそうになりますがもう十二分に酷い状況ですよね。これ。

幸い彼らには在留許可証が発行されましたが同じような境遇でも発行されず収容や強制送還された人もたくさんおったのではないかと思います。

これを読むと海外からやってきた人たちもまた日々を慎ましく一生懸命に生きている我々と何も変わらない事がよくわかります。他者に対して最低限の敬意を抱く事の大切さ、素晴らしさを感じるエピソードも沢山ある一冊です。

漢字にもルビがふってあるので夏休みの読書感想文の一冊としてもおすすめです。

Today’s book is written by a woman who come from Iran to Japan. She came to Japan with her family when she was 6 years old. They lived in illegal situations because they didn’t have visa for many years.

This book tells us how to live together among different cultures and races.