
沖縄出身者初のサッカー日本代表選手となった我那覇和樹。代表でも活躍し、選手としてピークを迎えていた2007年、悪夢の様な出来事が降りかかります。
『争うのは本意ならねど』は風邪と脱水症状への治療行為をドーピングとして処罰された彼の戦いの記録です。サッカー協会、Jリーグが組織の保身にしか動かない中、彼を支援したのは同じJリーガー達やサッカーを愛するJリーグチームのサポーター達でした。
我那覇選手自身もまた自らも名誉の為ではなく後に続く選手達が治療と受ける際に不当な目に遭わないようにとの願いからの行動でした。
組織の醜い保身と対照的なサッカーを愛する人達の純粋な気持ちの美しさに後半ちょっと目から汗が出てきて困った店主です。
読んでて怒りが湧いてきますが、日本の多くの組織が今陥ってる病気がありありと見えてくる一冊です。
Today’s book is a good nonfictional book about false accusation case of doping.
Kazuki Ganaha who is a professional soccer player was punished for doping in 2007.
But he and his team doctor is not sure why he was punished. So he decided to resit this judgment.
We can find the ugliness of the organization and the purity of soccer supporters though this book.