レッド・アトラス(日経ナショナル ジオグラフィック社)

先日googleマップの精度が突然下がり大騒ぎになり、地図の重要さが改めて認識される出来事でした。
『レッド・アトラス』はソ連崩壊にどさくさに一部が流出した為に存在が明らかになった東西冷戦下に作成されたソ連製の世界地図をまとめたものです。
現在でもその多くは非公開のままであり、誰がどの様に作ったのか多くが不明のままです。これらの地図はソ連が世界を視野に入れて活動していた事の証左に他なりません。
美しい地図とその地図を入手した人たちによる情報の入手経路、地図化の手法などについての推察も興味深いです。
日本版のみ1966年版の東京の地図も収録してあります。知っている場所をロシア語の地図で眺めるのは何だか不思議な気持ちになります。

Map is one of the most important tools in wartime to govern the area. Today’s book is about Secret Maps made by Soviet union in cold war era. Many of these maps are still undisclosed.
Only Japan edition contains map of Tokyo in 1966 made by Soviet Union.