悪者見参 新版(集英社)

Jリーグが発足して少しした頃、ストイコビッチという選手が名古屋グランパスでプレイをしていました。彼が98年のフランスW杯でピッチを駆け回る姿を目にした時「日本のサッカーリーグにここでプレイするようなすごい選手がいたんだ!」とひどく興奮したのを覚えています。彼がその時に背負っていた国は「ユーゴスラビア」という名前でした。その時はその国がどんな国でどんな状況なのかなんて店主は知りもしませんでした。それだけに「悪者見参」の表紙にもなっている彼が掲げた「NATO STOP STRIKESNATOは空爆を止めよ)」の文字は凄まじいインパクトで自分と同じ地平にとんでもない悲劇があるのだと迫ってきた出来事でした。民族と宗教が複雑に絡み合った場所でこじれにこじれた関係。サッカーという視点から語られるその当時とその後のユーゴの内側。ロシアW杯で活躍を見せたクロアチアもまた、ほんの少し前までこの凄まじい出来事の渦中にいた事実をぜひ知って欲しいと思う一冊ですが、この度新版となり新たに1章書き足されています。

Warumono Kenzan“, the book about Yugoslavia national soccer team which no longer exists, shows us how brave they were and how they struggled in the serious situation. Through this book, you can learn the partial history of Balkans Peninsula in 20th century.