箱舟はいっぱい(小学館)

藤子・F・不二雄といえば何といっても「ドラえもん」が有名ですがいくつかドキっとするような、背筋がゾクッと薄ら寒くなるような短編があります。『箱舟がいっぱい』はそんな皮肉と風刺がたっぷりときいた一編です。急遽格安で家を売りたいと隣家の細川さんなにやら裏がありそうで…。過去に遡るタイムリープから当時の社会を感じさせる作品まで。バッドエンドもハッピーエンドもありのピリリとスパイスのきいた短編集です。