昭和20年8月15日の正午。日本の無条件降伏を告げる玉音放送が全国に流れました。『日本のいちばん長い日』は前日の14日正午から放送の15日正午までの24時間に起きた事を綿密な取材と証言を基に再現したドキュメンタリーです。
降伏などするものかと最後まで徹底抗戦を主張し決起する将校たち。時には滑稽にすら思える延々と続く閣議。その他にも首相官邸の襲撃等々。「その日」が突然ポンっと出てきたわけでなく、当時を生きた人たちの不断の努力によって成し遂げられた事の連続なのであると感じます。
店主は終戦間近の8/15がこんなにも血生臭く、薄氷の上を渡るような出来事の連続だったと知り、本当にびっくりしました。
それと自刃や自殺は良くないですよやっぱ。それらを美化する行為もまた然り。
(※本書は古書になります)