[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録(共和国)

読んでて辛くなる話というものがあります。フィクションならわざわざ読まなくてもいいと思います。けれどそれが歴史の中の事実の一章だとしたら?
店主にとって『[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録』はまさに読んでて辛い、けれど見過ごせない過去の話でした。白バラや将校たちの未遂のクーデータだけでなく、少年法が適用される年齢のはずなのに「成人に劣らぬ知力と意識と体力を備えている」という理由付で適用させず死刑となった者、息子の死を契機にナチス政権を批判するカードを置き続けた老夫婦など。
1980年に刊行され、その後90年に再刊されて以降長らく絶版だった本書は表記の更新に「後章」の大幅追補など新たな息吹を送り込まれた一冊となっています。
参考文献も豊富に掲載しているのでより詳しく調べたい方にもお勧めできるのではないかと思います。