大本営参謀の情報戦記(文藝春秋社)

地震や豪雨など災害の被害を少しでも小さいものにするには可能な限り早く正確な情報を掴み、分析し行動を起こす事が大事な要素になってきます。

これは人災でもある戦争においても同様であると思います。『大本営参謀の情報戦記』には太平洋戦争当時大本営陸軍部の米軍課に所属していた著者の後悔と疑問が渦巻いています。耳障りの良い甘言にフラフラと幻惑され情報の確度も低く、事前に検討していたものもないから有事への適切な対応が導き出せない大本営の体質。

読んでいると情報への感度の大切さを痛感するとともに今もまだそのような体質が残っている様な瀑とした不安に駆られます。