言葉をなくしたように生きる人達へ(安達茉莉子)

自分にとってある行為がとても大切と感じるものがあります。文章を書く事だったり、写真を撮ることだったり、踊る事だったり、テレビゲームだってそうかも知れない。

『言葉をなくしたように生きる人達へ』は自分にとって大切な「言葉」を大事にするあまりに逆に言葉を失ってしまった人の物語です。作者の描く「失ってしまったものがある」と認識しながら生きる人の物語は詩情に満ちています。

それでも前を向きたいと動き出すパワーというのは、自身ではなく他者への想いなのかもしれません。