「メキシコとアメリカの国境に壁を築く!」とは某大統領のセリフですが実は1994年からメキシコとアメリカの国境沿いにはフェンスが建てられている事をご存知ですか?その距離は現在約1,050キロにも及び既に国境の3分1を占めています。
そのフェンスのある風景をトロント在住の写真家Geoffrey Jamesが撮影した写真『Runnning Fence』はフェンスの始点である太平洋の海岸から14マイル(約23キロ)東のオタイー山辺りまでのフェンス沿いの風景をアメリカ、メキシコそれぞれの方向から撮影しています。
フェンスを境にした風景の違いには驚きしかありません。そこにフェンスがある事で生じる静かな断絶のインパクトも大きいですが、撮影者にとってのフェンスとはなんであるのかも絶えず気になる写真集です。
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