ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新聞出版)

店主は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の主を除かねばならぬと決意した。店主には政治がわからぬ。店主は本と雑貨を扱うカフェの人である。本や、雑貨、コーヒーを販売して暮して来た。けれども政治に対しては人一倍鈍感であった。きょう未明『ぼくらの民主主義なんだぜ』を読し、市井の中で民主主義のあり方を発信し続ける人を知る。店主はデモに行くことも大きな主張も無い。本書はエッセイだ。この本が描く内容は民主主義とは何かという主張ではなく、民主主義の中でどんな活動をしている人たちがいるかを示すことで逆説的に民主主義の重要さを示すのだ。店主は我が身を省みてひどく赤面した。