こはる日記(KADOKAWA)

大人になってから小さい頃住んでいた町を訪ねてみると、当時、広大だと思っていた公園や、そびえ立ってた木などが思いの外小さくて唖然としたことがあります。

『こはる日記』には中学、高校生の頃に思った疑問や、葛藤がすっと読み手に提示されます。それらは今ではすっかり忘れてしまってた事も多いのに当時は世界がどうにかなってしまうんじゃないかくらい悩んでいたのになとあんぐりした気持ちなります。広大だと思ってた感覚も世界がどうにかなってしまう悩みも決してウソではなく、本当にそう思っていた事は変わらないし、それらの幾つかは依然今も自分に残っててごまかしたままでいませんか?とあの頃の自分に問いかけられいるような気になる一冊です。