「国境なき医師団」を見に行く(講談社)

国境なき医師団の日本事務局は当店の最寄駅でもある東西線早稲田駅すぐそばにあります。名前はしばしば耳にするけど何をしているのか実際の所よく知らないなぁと店主は常々思っていました。なので『「国境なき医師団」を見に行く』を読んでその活動範囲の広さにびっくりしました。世界各地の災害地における医療活動だけでなく、調査、教育なども行う団体でした。

著者は小説家かと思えばタレントだったり、その実日本語ラップの開拓者だったりもする。改めて考えるとこの人一体何者なんだろうという存在いとうせいこう。(被災地などでの)「死は数字ではない」と語る彼の筆致からは活動する団員の一人一人の鼓動が聞こえてきます。彼らは別に聖人君主ではない一人の人間です。そんな彼らの活動の内容を知れば知るほど著者同様に同じ人間として誇りに思う気持ちが湧いてきます。

なお、この本の売り上げの一部は国境なき医師団へ寄付されます。