はてしない物語 (岩波書店)

12月17日にドイツ児童文学の翻訳を数多く手掛けた上田真而子さんが87歳で逝去されました。彼女の代表的な翻訳作品はミヒャエル・エンデさんの『はてしない物語』(共訳)ではないでしょうか?

この作品は映画にもなっていて、公開当時少年がファルコンという白龍にまたがり空を駆けるシーンに多くの子供達が憧れました。この本では物語の役割とその源泉となる人間の夢みる力がテーマになっています。物語から人はより深く、広く想像することを学びます。そしてまた深く、広く想像する力が新しい物語を生み出します。しばしば殺伐した光景にでくわす現代にこそ、この本が必要なのではないかと店主は思います。

装丁も大変美しく、装丁家の方が作品内に出てくる不思議な本はどんな本だったんだろうと深く、広く想像して作られたのではないかと思う一冊です。

【お知らせ】12月24日(日)は16時にて閉店させていただきます。ご来店の際はご注意願います。