風のよりどころ (国書刊行会)

赤と白と黒。3つの色だけで構成されているこの絵本は、なんだかとても怖い。グロテスクな表現なんかひとつもないのに怖い。それはひとえに「くらがりが居座っている」からかもしれません。人は本能的に闇を恐れます。闇はとても怖い。でもその闇を覗き込み、切り開いてきたのもまた人なのです。この闇の先に何があるのか?それはこの本を読んだ人だけの秘密なのです。